伊豆でプチロングトレイル①
ずいぶんと春めいてきましたねぇ。
絶賛、冬休み中の長島です。
というわけで、伊豆へお出かけしてまいりました。ひとり旅です。今日はそのときのお話を、させていただきます。
今回のトレイルは伊豆山稜線歩道。
伊豆半島にある、全長42kmほどあるロングトレイル。ITJ(IZU TRAIL journey)のコースの一部にもなっていたようです。
あ、ロングトレイルって、その名の通り長い道のりを歩くことを言います。登山は山頂への登頂を目指しますが、ロングトレイルではその土地の文化に触れながら、景色を楽しみながら、ずうっと歩いていくイメージです。必ずしも登山道をゆくとは限りません。
海外にはなんと数千キロも続くトレイルがありますが、最近日本国内でも各地整備が進んでいて、ワクワクしています。要チェックです。
今回はそんな道をゆきます。
【伊豆山稜線歩道】
・全長 約42km
天城峠〜金冠山(→修善寺)
・今回のルート
天城峠 → 二本杉峠→三蓋山→猫越岳→仁科峠→風早峠→持越温泉
全ルート踏破も考えましたか、トレイル上に宿泊できそうな箇所がなく、夜から雨予報。アクセスもバスのため出発が遅くデッドラインも早め。この条件下で日帰り42kmの山歩きはリスクがあるなぁ。と思ったので、途中でエスケープして街へ下ることにしました。
上の地図にあるように、風早峠から10kmほど下れば持越温泉。ここから修善寺行きのバスがある模様。ただし16:40の1本のみ。
始発で天城峠にむかうと9:00到着。
マップに記載のあるとおり、公式サイトにあるコースタイムが9時間40分。
む?
コースタイム2時間まかないと間に合わない。
公式サイトにはタクシーを呼ぶ旨が書かれているので、そもそも公共交通機関を想定した行程ではないようです。
ネット上で探してもこのルートで歩いたひとを見つけられず、些か不安を覚えつつも、地図を見た感じではいけそう、と自分を信じて向かいます。(序盤でコースタイム通りにしか歩けなければ、早めにピストンで戻ろうという算段です)
新宿から東海道線にゆられて修善寺へ。修善寺からバスで50分ほど、天城峠へ。(9:10スタート)
バスに酔い、うっぷうっぷしながら最初の急登をいったため、序盤30分は記憶が曖昧です。もうピストンで帰ろうと思いました。笑
最初の急登さえ抜けてしまえば、あとはなだらかな道がほとんど。ただ切れ落ちてる道や登山道がわかりにくい箇所は多かったので、山歩きに慣れてない方だけで行くにはあまりおすすめしたくはないです。
道がなだらかになったあたりから体調も復活して、もりもり登ります。
二本杉峠、三蓋山、猫越岳とピークを進みますが、木漏れ日の中の林道歩き。それぞれのピーク直下は急登もありますが、気持ちの良い道のりです。
飽きた頃に少しずつ眺望もかわってゆくので笑、たのしく登れました。ただし、頭の中には「急げ」があるので、さくさくと。
猫越岳で時計をみると12:25。3時間ちょっとで来たことになります。だから上述したコースタイムから2時間以上まいてます。こうなるとコースタイムって何なんだろうって話です。
逆にペース上げすぎたことに気付いても後の祭り。間に合わないよりマシ。ここからはのんびりハイクです。
猫越岳をぬけると、もうすぐそこ、仁科峠。
ひょえ〜〜〜
これがみたかったんだ〜〜〜!!!
ツーリングの方がちらほらいらっしゃいました。車があれば、ここへ停めて猫越岳や達磨山へハイクしても良いでしょうね。
仁科峠から風早峠までは20分ほど。こーんな道を歩きます。
晴れていたのでそれはもう気持ちがいいったらありゃしない。誰もいないので鼻歌うたいました。あ、日曜日だというのにこのルート、ひとに会いません。怖いくらい会えませんでした。
持越温泉のバス通過時刻にも余裕をもてる時間で風早峠へゴール。ひと安心。(このペースでいけば全ルート踏破できそう…)というわたしの良くない欲望はおしこめて、のんびり車道歩きをはじめたら……
うう。
ひとり旅でお馴染み、また事件がおきたので、またそのお話は次回。えへへ
(また半目)
参考までに、今回の所要時間です。
9:12 天城峠バス停
10:00 古峠
10:20 二本杉峠
10:43 滑沢峠
11:10 三蓋山
11:25 トゲ峠
12:05 猫越峠
12:25 猫越岳
12:55 後藤山
13:10 仁科峠
風早峠まではうっかり記録忘れてましたが、のんびりいって20分ほどだったと思います。
もっとこのすてきなトレイルを踏むひとが増えたらいいなぁ。
ではまた。

ごはん担当。
7歳から山に登りはじめ、現在もおいしいごはんと温泉のために、ゆるく活動中。