鳳凰三山山録 1日目
南アルプスは鳳凰三山
オベリスクを代表に、その圧巻の佇まいを写真では何度もみていて、ずっと行きたいと思っておりました。
先月会社員をやめ、現在フットワークが羽根のように軽いわたしをよく知っているあさの氏からの「来月鳳凰いこう!」にふたつ返事でゴー。
今回はあさのフレンズのかなさん、なちさんがご企画くださり、便乗する形で参加させていただきやした。計4人での山行です。
・夏山の午後は天候が崩れやすい
・小屋までのコースタイムが長め
(個人的には)
夏風邪で寝込んでいたので体力に不安あり
ということを鑑みて、5時台には歩き始めを決断。
【行程】
青木鉱泉
↓
鳳凰小屋(泊)
↓
地蔵岳
↓
観音岳
↓
薬師岳
↓
青木鉱泉
鳳凰小屋まではコースタイム6時間。
小屋から観音岳へぬける近道があるので、天候次第で初日に地蔵のピークも踏んでしまいたいところ。
そのためにも、なるべく早めに小屋到着を目指してスタート!
(ちなみに青木鉱泉の駐車場までいくつか分岐があって、結構わかりづらい。みなさんよく標識をご覧ください!)
いやはや、噂には聞いていたけれど、結構な急登、急登、急登続き!暑さもあいまって汗を大量噴射。
病み上がりのわたしはシャリバテだけは起こさぬよう、ちびちびゼリー飲料を取り続けました。
これといった危険箇所はありませんが、低身長のわたしたちには足の長さが足りないところがたくさんあって(無念)、何度もトレッキングポールをおいてよじ登りました。
そういう意味では体力消耗します。ご年配の方が多くて、すごいねぇすごいねぇとみんなで呟きながら歩く。
途中でいくつか滝へ下りられるのもこの山のいいところ。特に五色滝はマイナスイオンー!!!ってなりました。わりと樹林帯続きなので、景色が変わると気分転換になりますね。
滝で遊んで回復したからか、どうでも良い話でゲラゲラ笑っていたからか、ぐんぐん進み、気付けば4時間半ほどで鳳凰小屋に到着。まだ10時台。
上はガスっていそうなので、ひとまず予約しておいてくれた小屋の受付を済ませてのんびり休憩をとることに。雲が抜けそうなタイミングがあれば、荷物は小屋にデポして地蔵岳まで身軽にいこうか、なんて話していました。しばし歓談。空を見る。
全然抜けない、雲。どんどん暗くなる、空。
だめだ、諦めよう。
気持ちよく4時間昼寝しました。贅沢。
小屋のご飯は17:30、毎日カレーライスだそうです。大好物!みんなでスピーディに完食。おかわりも自由でした。
いや、今回の小屋泊、いかんせん“山の日“だったので相当な混雑を予想していたんですが、満室ではあるもののお布団はひとりひとつ。アルプスの繁忙時は布団ひとつに3人だとか覚悟していたので拍子抜け。
小屋のみなさんも外で登山者に声をかけてくださっていたり、天気の相談に乗ってくださったり、とてもあたたかい雰囲気でした。
こぢんまりとした談話室はうれしいこたつ付き。日中はあつあつの山も、3000mほどになると夜は冷えます。食後はしばしこたつでまったりタイム。
小屋の常連さんが天体望遠鏡で星を見せてくださったり、いい時間を過ごして寝床へ。
この日は暑くて体力を消耗する日でしたので、19時頃には就寝されている方が多かったです。
小屋のスタッフさんも「もう寝てる方が多いので、消灯しますね」ということで、19時台には消灯していました。笑
スタッフさん曰く、明朝はガスも抜けてご来光が期待できるとのこと。朝ごはんはお弁当にしてもらい、我々も朝焼けアタックすることといたします。
では、おやすみなさい。

ごはん担当。
7歳から山に登りはじめ、現在もおいしいごはんと温泉のために、ゆるく活動中。